当エントリー「私のおすすめsteamゲーム10選。1493時間も遊んだゲームが断トツ1位?!」でも少し書いたが、わたしにとってのゲームは「はシングルプレイに限る。見知らぬ他人と遊んで楽しい時間もあるが、ストレスになる場合も多い」という価値観。
かつてはリネージュ2などMMORPGを楽しんでいたが、今は「シングルプレイに限る」というスタイルに変化した。その理由を少し書く。
>わたしにとってのマルチプレイ=競争
マルチプレイの本質は他プレイヤーとの競争だ。
PvPも、PvEも。
対人がないとしても、レイドなど資源を獲得するのに有利なエリアもしくは条件があり、それを整えるのに競争がある。
そこに参加できないとコンテンツにアクセスできない。
これがダメだ。やめたいときにやめられない。やりたいときにやれない。
そこへいくとシングルプレイは完全にプレイヤー一人でコントロールできる世界。やさしい。
ゲームの難易度がバカ高くて死にゲー、覚えゲーというジャンルがあるにせよ、その挑戦は自分の気分次第でどうにでもできる。
マルチプレイはどこまでいっても他プレイヤーとの関係性が切り離せない。
そこが面白さなのだろうが、わたしはもう少し自分でプレイ時間に自由が利く方がいい。
>ゲーム内「作業」とはつまるところ何か
ところでゲームしない人には理解できないだろう用語の一つに「作業」がある。
遊んでいるとは到底思えないレベルで一つの操作を繰り返すなどしてリソース獲得を目指すプレイのことで、やってる本人も最中はまったく楽しんでいない。
だからこそ「作業」というのだが、非常におもしろい言葉だなと思う。
たとえばレベリングも程度によりけりで、成長が程よいスピードにある間は作業にならない。作業となるのはかかる労力より効果が薄いと感じたタイミングになったとき。
このタイミングとはまるっきり主観的なもので、何度も脅威に挑戦するのがイヤで圧倒的な実力をつけるまで頑張る人もいれば、ある程度の強引さで突破しようとする人もいる。
いずれにせよ、それぞれが設けた到達点が満たされることでゲームを楽しいと感じるのだろう。
しかしわたしはどうにも我慢できない領域もあって、たとえばシナリオ的には勇者だという位置づけなのに民家に押し入ってはタンスをのぞき込んでアイテム漁りさせるのは不親切な要素だと思う。
なんであんなものでコレクター要素とするんだろう。あれを思いついた開発もおかしいが、実装させてしまうリーダーは相当におかしい。
あれがわたしをドラクエから徹底的に遠ざけた。あんなものはロールプレイングゲームではない。
ウルティマ4というゲームがある。ファミコン版だと「聖者への道」という副題がつけられたタイトルで、ラスボスがいない。目的は魔王の討伐ではなく、アバタールとして8つの徳を体得し、世界の秘密を記したコデックスにアクセスすること。
当時はさっぱり理解できずクリアできずに放り出したタイトルだが、あれはすごい衝撃だった。スーパーファミコンで発売された「ウルティマ6 偽りの預言者」もすごかった。異世界から侵略してきたガーゴイルと対峙する中でコデックスの位置づけを再定義し、人類とガーゴイルの橋渡しをしてしまう。
これもまた明白なラスボスは存在せず、しかし侵略を食い止めて世界を救う。別に魔王退治することがRPGなのではない。その世界にどうアクセスするか、どう行動するかがRPGなのだ。
>世界を楽しむハウツーとしての善人プレイ
そんなわけでわたしは多くの場合、ゲームの中でも善人プレイになってしまう。別にお行儀よくしていたいのではなく、そうすることでゲーム内で存在していることを楽しむ。
ちょっとXPが欲しいからといってぽつんと一軒家のNPCを殺して効率を目指すというのは、わたしにはちょっと理解できない遊び方だ。
やっちゃダメとか言いたいわけではない。それをすることで自らゲームを壊しているような気分になるのでしたくないという話だ。
わたしは育成テクニックは使うがコンソールで成長させるのはしたくないという理屈の方がわからない。世界を壊す方向は気にしないのに、なんでシステムにアクセスしてXPを稼ぐ方はダメなんだろう。よく分からない。
わたしからすると、NPCを殺すことで世界を壊す方がゲームの寿命を短くしているようにしか思えないのだが。
世界のピースをXPだとかお金だとか、そういう風に換算し始めた瞬間、プレイそのものが作業になっていく気がする。
それでは楽しみを自ら手放しているのとわたしにとっては同義だ。
おおよそゲーム以外においても同じだろう。他者と協調することでベネフィットを得て少ないコストで大きなリターンを得る。ゲームの中だと違うのか? それが疲れるから反逆したいのだろうか。
わたしからすると、ゲームの中だからこそ世界を救う側にいたいと思うが。
そうでもないか。わたしはゲームの中だろうが外だろうが、世界を救う側にいたい。
情けは人の為ならず。その方がわたしにとって快適なのだ。好き勝手暴れまわることを自由と定義してリソースの奪い合いをする世界に自分の時間をささげたくはない。
だからわたしはシングルプレイで遊ぶ。