もうじき公開記事が100本になる。
はてブの仕様についても少しずつ分かってきた。
とくにはてなブログのポータルについて。
直近の週間人気記事ランキングにランクインした記事を踏まえつつ、はてなブログについて公開記事100本を前にしたブログ主から言わせてもらおう。
記事を書く以上、誰かに読まれたい。読まれるために工夫する。
はてブではポータルがあり、ここに記事が掲載されると読まれる機会が増える。
ネット検索という能動的なアプローチを待つことなく、記事が並ぶ中ではてなユーザーの目に留まることが出来る。
わたしもこれを目いっぱい利用しようとしている。
はてなブログのトップからグループへ跳ぶと、はてブ運営者が参加しているグループ、つまり話題を共有するメンバーの記事が並ぶ。
わたしの場合はゲーム、映画、趣味の中から一つずつを選んでいる。わたしの記事カテゴリのゲーム、映画、読書に対応して選んだものだ。
特定の条件を満たせば記事が掲載されるが、掲載されたリストは玉石混合だ。どうしてなのかさっぱり分からないが、共通する話題と逸脱する記事も掲載されるため、積極的にリストを眺めようという気にならない。
トピック一覧にいくと、今度は「日記・雑談」「ライフスタイル」「映画」「ペット」など、いくつかの話題からはてブ記事がピックされる仕組みになっている。
とにかく、そういう機能があると考えられている。
だが、グループもたいがい機能不全を起こしているが、同時にトピックも非常に質が悪い。少し前からどういう選好をしているのか気になっていたが、つい先日、とても看過できないケースに遭遇した。
ちょっと詳細に示していこう。
わたしは今月20日、映画「人はなぜラブレターを書くのか」レビューを投稿した。記事タイトルに「映画」「レビュー」が入っており、タグに #映画レビュー #人はなぜラブレターを書くのか と二つ記事に関連するものを配置し、記事本文はわたしが作品に感じた思いのたけをぶちまけた。
さあ、トピックに掲載されれば読まれる機会が増え、記事を楽しんでもらえると思った。そうしてトピック > 「映画」をチェックしたが掲載されない。がっかりしたが、そういうこともあるだろうと考えた。
だが、ほかに同作の映画レビューがあればどういう記事なのだろうかと気になりチェックした。
驚いた。ただの一行記事が掲載されている。
これが証拠のスクショ。


たった一行、「人はなぜラブレターを書くのか」と書いただけの記事。これがピックされている。
念のためにいうと、現時点では記事は一行だけになっていない。
どのタイミングかは分からないが、24日に確認した段階ではいくぶんテキスト量は増えている。だが、内容は映画作品とは程遠い。
まあ、それは本エントリーと関係ないので特に言及しない。
問題は、トピック掲載時点で映画のタイトルを書いたに過ぎない記事がピックされ、わたしの方はまったく無視されたことだ。
わたしは直ちにはてブに問い合わせした。
そのやり取りはおおよそ以下の通り。最初の問い合わせ内容について、原文のまま書く。
わたしは今年1月末からほぼ毎日更新しています。今日も先週公開が始まった映画「人はなぜラブレターを書くのか」レビューを投稿しました。トピックにあがるのを期待して眺めるのですがかなわず、ピックされた同作レビューを見ていたところ、中身はたった一文「人はなぜラブレターを書くのか」としか書かれていない記事でした。なぜこんな中身のない記事がピックされ、わたしの記事がピックされないのか。そのピックアップされる基準(アルゴリズム)についてご教示願います。
ここから次のようなやり取りになった。ここからはかいつまんで書く。
はてブ:トピックは、記事内に含まれる単語やタグから掲載するブログをピックアップしています。タグをつけて試してださい。
わたし:記事にはすでにタグ「映画レビュー」があり、記事タイトルにも「映画」「レビュー」があり、本文も映画に関する内容だ。回答として不十分だ。なぜ映画タイトルだけの一行記事がピックされるのか教えてほしい。
はてブ:すでにトピックに相当する単語やタグをつけておられるとのこと失礼しました。ただ、恐れ入りますがトピック掲載基準は公開できません。#映画 をお試しください。
わかるだろうか。はてブは最初、タグをつけろと回答をよこした。タグをつけていると返信すると、今度は別のタグをつけろと回答を寄越したのだ。信じられない。
まったく内容に納得できないので、次のように丁寧に返信を送った。
問い合わせ内容がどうもうまく伝わっていないようです。
改めて繰り返します。なぜ記事タイトルと本文が映画タイトルのみの記事がピックされ
わたしのようなタイトルも本文もきっちり書いた記事がピックさ
れないのか。具体的基準を明らかにせずとも、これについては回答可能かと思
いますが、いかがでしょうか。ようするにポータルのキュレーション機能についての話です。
最新の週間ランキングでは6位と8位でブログが読まれなくなった
面白い記事があっても発見されないのではないかと危惧する記事
がランクインしています。
はてなのポータルがキュレーションしなければユーザーの目に留
まらない記事が多くなることでしょう。
そうした点も踏まえて問い合わせしています。わたしの記事もピックされたいが、中身のない記事が優先される
ことが頻発するなら、なんのためのポータルだろうという疑念を
いだいております。
中身も何もない一文記事がピックされ、ほかに多く書かれている
であろう同タイトルの映画感想記事が掲載されないのは、いかが
なものかと思っています。
そこでやっと定型文から踏み出した回答が届いた。紳士協定に基づき全文掲載しないが、おおよそ以下のような内容だった。
回答に至らぬ点があり改めてお詫び申し上げます。
サービスの将来を案じてのご指摘に心より感謝申し上げます。トピックのピックアップは、非公開の基準に基づき自動選出するため選出理由等の詳細は回答いたしかねます。
一方で、ご指摘の「内容の充実度と選出結果の乖離」については、運営側でも重要な課題であると認識しております。今回のお問い合わせ内容は貴重なご意見として、担当部署へ速やかに報告いたしました。
より多くのユーザー様が納得感を持ち、良質な記事が適切に発見される環境を目指して、引き続き改善に努めてまいります。この度は貴重なご意見をお寄せいただき、重ねて御礼申し上げます。
今後とも、弊社サービスをよろしくお願いいたします。
字面は丁寧だが「コンゴトモヨロシク」の域を出ない。
まあ、スポーツの試合で抗議するのと同じようなものだと思うしかない。
その審判内容は覆らないが、以降のプレイにおいては幾分抗議した内容を踏まえたジャッジになるだろうというやつ。
この場合、はてブにわたしの映画レビューがトピックに掲載されるわけではないが、今後は掲載されるかもしれないっていう。
直近の週間人気記事ランキングには以下の二つがランクインしている。
前者を要約すると
現在PVはピークの15年くらい前と比べて5%から10%くらいになっている。自分が悪いのかと思ったがトレンドとして読まれにくい事情があるようだ。X(旧ツイッター)はリンクがクリックされず、ネットはノイズまみれになった。
ブログ全盛期の2000年代と比較して現在は読者が激減している。「セクシー田中さん」作者であっても「ブログまで読みにきてくれる人は少ない」状態だった。
映画を倍速で楽しむ最近のデジタル消費の流れでいくと、ブログと同じく本は「ながら」のできないコスパの悪いものとされる。
3行でまとめて書けば
・2026年にブログや文章で発表したコンテンツをネットで多くの人に読んでもらうのは難しい
・なぜなら、ブログそのものが「読まれにくい媒体」になってしまったから
・でも、どうしたらたくさん読んでもらえるのか、僕にもわかりません。ごめんなさい
長いので相当端折ったが、ようするにブログ記事が読まれなくなった。デジタルコンテンツは倍速で消費され、本などテキストコンテンツは「コスパが悪い」のとされるようになった。
後者はもう少し整理されている。
ブクマ3つではてなブクマ新着エントリに掲載される。
体感として最初のブクマ3つのハードルが上がってきている。
もしかしたら読者の目に触れずに消えていく記事が山ほどあるのではないか。
みんな気楽にブクマしよう。
どちらにせよ、ブログが読まれなくなったことを告白、はてブのユーザーの関心を集めたというわけだ。
それでトピックの件だ。ちょっとどうかしていると思う。ブログが読まれなくなっているのに、ピックされるのが一行記事ではどうしようもない。
熱意をもって取り組んでいるブログ主のモチベが下がる。おもしろい記事を探す読者がポータルを使わなくなる。
個人的にはどんな記事を書いてもいいと思っている。
別に一行記事でもいいし、アフィでもリンク山盛りSEO記事でも別にいい。
ただ、ポータルはこれらを掲載しないスペースであってほしい。
それがブログが読まれなくなった時代の、ブログサービスを提供する会社の役割だろう。そうやってベースラインを作らないことにはブログの活況などまずない。それは結局、シュリンクの加速でしかない。
わたしもブログで書き続ける以上は読まれたいし、そのために精進するが、ただ機械的に一行記事がピックされて読まれる機会を喪失するのはやるせない。
ちなみにわたしは最近、noteにも投稿している。はてブとnoteのアクセス数の現在地を比較しよう。


本エントリーで例に挙げたわたしの新作映画「人はなぜラブレターを書くのか」レビュー:監督はなぜ過剰な演出を入れたがるのか(ネタバレあり)|きのけんは、すでに86PVを叩きだした。note全体でも367PVを獲得している。ちなみにこの時点でのnoteエントリー数は17本に過ぎない。
そしてはてブのアクセス数もカラクリがある。21日をピークに異様なPVを稼いでいるが、これは運営に問い合わせたした日と前後する。アクセス数を稼ぐなら問い合わせしろと? こんなバカな話はない。
他でヒットする記事がはてブで無風なのはポータルが機能不全を起こしていることに原因を見出すのは無理筋か? あなたはどう思うか聞かせてほしい。