きのけんぶろぐ

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ポータブルスキルに「教育能力」と「安全意識」を追加しよう

転職とはなんだろう。現職にいながら別の会社に社籍を移すことを狙って内定を得ることか。

それとも別の会社でスムーズに働くことか。

 

前者の立場は転職サイト。転職者が望むのは後者だと思う。

内定までを転職とする入り口戦略としてポータブルスキルを定義しても、いざ新しい職場で働く際の準備としては不足だろう。

その観点から「教育能力」と「安全意識」を追加したい。

 

本エントリーではこれを書く。その意義と獲得のためのヒントも。転職を考えているあなたにこそ読んでほしい。転職サイトの運営の人は別に読まなくていいよ。あなたはあなたの仕事をしてほしい。

 

>教育能力:あなたはすぐ先輩になると想像せよ

求人を出す企業はえてして回転率が速い。

わたしも少なからず転職を経験しているが、人手不足≒離職率の高い職場という認識だ。

 

人が辞めるから人手不足なのに、ろくすっぽ職場改善しないまま求人を出し続けるから職場は疲弊しきっている。端的に言って荒っぽい。

教育体制は不足している。OJTなどというが教える体制がないだけだ。現場への教育丸投げ。

だから人が辞める。専門職でない連中が会社から口うるさく言うから教えるだけ。荒っぽい。その態度の悪さに、あなたもやめてしまうかもしれない。

 

かろうじてあなたは残れたとしても、人手不足は解消しないから次々に人が入ってくる。教育体制が不足しているから、あなたが教育係になる可能性がある。

だから教育能力はほぼ不可欠になる。別にあなたが保持していなくてもいいはずだが、あると重宝がられる。それがあなたを救うかもれない。

 

その習得に際して一つアドバイス。

あなたが新しい職場で先輩から学ぶ際は、教える立場になって教育を受けてみよう。

教えられたことを理解し、実施できるために集中するだけではだめだ。それでは教える段階になって教えるのがヘタクソなパイセンと同じことをするだけだ。

どこが急所になっているかをじっくり把握する。よく理解できなかったのはどこがネックなのか、そこを記憶しておくとよい。

 

新しい職場で新しいメモ帳を持参で臨むのはいいが、それを教えられた内容そのままメモしたところで、あなたが教える際に役立つとは限らない。

教えられる機会に教えるスキルを磨くには、これが一番手っ取り早い。

 

まあ、そうだ。わたしの教え方も荒っぽい。それは自覚している。だが、これ以外の方法だと別途、時間を使わないといけない。それができるならほかにもアイデアはあるが、あなたはそれだけ可処分時間が豊富なのか?

わたしはそうではないと考えた。だから現場で教育能力を獲得するヒントを示した。

 

もしほかに時間を使えるなら、まずは職場以外で、次に職場でやるなどのステージがあってもいいだろう。

たとえばPTA役員の引継ぎで、あるいは家族を相手に教える練習をするとか、これならば金銭的な支払いをせずに教育能力を磨けるかもしれない。

 

>安全意識:どこにでも危険は潜んでいる

もう一つは「安全意識」だ。

これも軽視されている。

何がまずいといって、事故になると「もっと注意すべき」が真っ先にきて、事故原因の芽を摘む思考が後回し、あるいはまったく無視される。

わたしの現職は製造業だが、はっきり言って危険だ。でもたぶん多くの事業所で同様だろうと思う。

 

別に製造業、建設業、農林水産業に限った話ではない。サービス業などでも危険がそのままだろうという気がしている。

 

脚立の天板に乗っての作業は当たり前。

導線を区切るように配管やケーブルが這っている。

重いものを人力で荷役する。

等々。

 

建設業、製造業だけでなく、小売業のバックオフィスがこんなことになっていたりしないか? 意外とやってるように思うんだが。

オフィスでもやってるだろう。むしろ建設業や製造業ほど安全意識がないから、かえって危険むき出しのままになっているように思うのだが。

ちなみに厚労省発表の労働災害動向調査の最新結果では次のようになっている。

 

 

左肩の「度数率」が発生頻度、右肩の「強度率」が災害重篤度と読み替えて差し支えない。建設業や製造業より卸売業・小売業の方が労災の発生頻度が高いというのが現状だ。

わざわざ職場で口酸っぱく安全を言わなくてもいいとは思うが、わが身の安全を考えれば「安全意識」を醸成しておく意味はひどく大きい。

 

といっても小売業やサービス業しか経験のない人に「安全意識」といってもイメージしにくいだろう。

まずは労働災害動向調査|厚生労働省をチェックするところから始めてみてはどうか。

 

>まとめ

転職サイトはあなたの転職をサポートするとして、新しい会社の内定獲得まではサポートしてくれる。ただし、そこから先は放り出される。

本エントリーでポータブルスキルに追加すべきとして挙げた二つ、「教育能力」と「安全意識」は、意外と見落とされがちだ。とくに「安全意識」は特定業種以外に無視されるだろう。

だが、業種をまたいだ転職も珍しくない現在、両スキルとも有用だ。

 

いずれのスキルについても獲得のためのハウツーが本エントリーで十分でないのは承知している。正直、個人ブログの形でこれ以上を提示できる自信がわたしにはない。

よかったらコメントで、あるいはXアカウントで質問してほしい。それだと個別に対応できるかもしれない。