きのけんぶろぐ

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こんなゲームはイヤだ厳選3選 - 返金システムの先にある販売とゲーマーの化かし合い

わたしは主にsteamでゲームをしている。

いろんなゲームが楽しめて面白い。パッケージはパッケージでいいが、データでアクセス権が担保できているというのもPCの引っ越しの手間を考えるとアドバンテージがある。

 

ただ、数はめちゃくちゃ多い。

2025年発売のゲームは2万本を超えたようだ。

その全てで日本語が実装されているわけではないが、それでもとてつもない数だ。

それこそ星の数といってもいい。

 

メジャーどころは楽しいが、インディーでも楽しいゲームはある。

2025年発売だと、わたしはサバイバリスト:インビジブル ストレインがヒットした。

ゾンビあふれる終末世界でのサバイバル。最初はゾンビが、最終的には悪意ある生存者が敵になる。いや、一緒に拠点運営するアイツが実は隠れゾンビで…というデザインはとても秀逸。

実績によれば6月に購入したようだが、すでに200時間以上プレイしている。

 

だが、当然ながら全部のゲームが夢の国ではない。

好みじゃないゲームは当然ある。

安いゲームだって好みじゃなければ1000円だって払いたくない。

 

というわけで本エントリーでは、こんなゲームはイヤだという厳選の3タイプを発表する。

あなたのゲーム選びと一致しているだろうか。

>冒頭だけ楽しいゲームはイヤだ

steamは返金制度がある。

購入から2週間以内、プレイ時間2時間以内なら理由なく返金可能。

とてもユーザーフレンドリーだと思う。

 

だが、これを逆手に取ったデザインで販売するゲームもある。

たとえば「The Outer Worlds(アウター・ワールド)」だ。

 

美しくも魅力的な世界 / 自由な選択肢は序盤だけ

ゲーム序盤は感動する。いかにも異世界といった風景にドキドキするし、宇宙船に搭載されたAIとの会話も面白い。最初のマップで2つの派閥の対立に巻き込まれ、どのような選択をするか、いずれの派閥を見捨てるかの選択を迫られる。

どんな選択をしてもよい。自分の宇宙船が大事とあっさりいずれかの拠点を見捨ててもいいし、和解の道を模索してもいい。何も考えずに殺して奪ってもいい。

 

ずっとこんな自由と選択の狭間でプレイできるんだと感動したのもつかの間、最初のマップをクリアするとどんどん尻すぼみになる。

選択がないばかりか、そもそもマップが作りかけだったりする。ゲーム内で開拓中ってことになっているんだが、いやいや、開発が力尽きただけだろって思ったのはわたしだけではあるまい。

 

とうぜん、この時点でプレイ時間2時間は過ぎている。返金できない。おい、ふざけんな!

 

>最後の最後に全く違う困難なゲームを強制させられるのはイヤだ

冒頭だけではない。ちゃんとずっと楽しい。ほんとに夢中になれる。ああ、これこそが待ち望んだゲームだと思った。最後の最後まで。

いや違う。最後の直前に裏切られる。ゲーム本編とは全く別の仕様を持ち込んでくる場合がある。

 

たとえば「Darkest Dungeon®(ダーケスト・ダンジョン)」がそうだ。

 

暗めの画面で雰囲気バッチリ! 最後の苦行さえなきゃいいのに

さびれた田舎、お館様が異界の門を開いちまっただ。悪魔がやってきて町が滅ぶ。おらたちも死んじまう。

ってところにやってくるアウトローたち。崇高な目的を胸に抱いてか、ただ単に金のにおいを嗅ぎつけたか、騎士様や修道士、オカルト医師や強盗など、ちょっとどうかしてんじゃないかっていうキャラクターを雇用、悪魔がわき出るダンジョンを攻略していく。

攻略するうち、キャラクターは悪魔に殺されるだけでなく、強烈なストレスにより消耗していく。このストレス管理こそが本作の肝で楽しい。基本的にシビアな環境だが、なにせ本作のキャラクターは使い捨て。ダメになったら解雇して新しい連中を雇えばいい。

 

そのシビアな冒険を積み重ね、ラストダンジョンに突撃する。ダンジョンで見出したレアな装備に身を固め、自分なりのパーティ編成で挑む。盛り上がるじゃないか!

ところがラストダンジョンは3回の攻略が必要。しかも一度攻略に挑んだキャラクターは二度とラストダンジョンに挑めない。

もう一度言う。一度攻略に挑んだキャラクターは二度とラストダンジョンに挑めない。

 

このゲーム、基本的にキャラクター管理がシビアで、もちろん育成は大変だ。順調にやってもストレスとの狭間で精神が歪んで使い物にならなくなったりする。

だからこそカンストしただけではダメで、そこからどう管理するかが大事なのだ。3回もラスダンに挑むキャラクターを育成するなんて退屈なだけで楽しくねえよ!

まじ思い出しただけでイライラする。もうやらない。

 

もう一つ、「This Is the Police」もひどかった。

やさぐれた警察署長という立場で町の事件発生に警官を派遣、町の治安を守るというのが基本のシステム。

 

見た目と裏腹にハードボイルドな世界観 / 最後のパズルはいらない

警官の数も足りない。なんなら警官の質もどうかしている。それでもベストの対応を悩みながら選んでいく。

そこに異常犯罪者が出現、どう対応するかが求められる。やさぐれ署長がカッコよく立ち上がる。おお、盛り上がるゥ!

最後の最後がアレでなきゃな。

 

なんであんなデザインにしたんだろう。犯人の本拠地侵入が複数選択方式になっており、一つでも間違うとアウト。

あみだくじを何枚も重ねて唯一のルートを見出さないと死、といえば伝わるだろうか。

そんなゲーム性、プレイ中に一度でもあったか? なんでここにきてつまんないパズルさせんだよバーカバーカ。

 

当然ながら、とっくにプレイ時間2時間を過ぎているから返金は不可能。ふざけんな!

 

>IPを開発自ら捨てたゲームはイヤだ

これはどう評価すべきか。

購入以前の話。発売までずーっと期待させといて、何度も発売延期になって、ようやくリリースとなったゲームが、当初予定されていたゲーム性と全く異なる形になってお目見えする場合、わたしたちゲーマーはどう受け止めていいのか。

「Vampire: The Masquerade® - Bloodlines™ 2(ヴァンパイア:ザ・マスカレード ブラッドラインズ2)」だ。

 

IPを開発自ら破壊しやがって許さんからな!

貴族風ヴァンパイア、血の魔術を使うヴァンパイア、影に潜むヴァンパイア、獣性あふれるヴァンパイア等々いくつもある吸血鬼派閥から一つを選び、シアトルの吸血鬼社会でのし上がっていくゲーム。

…になるはずだった。

 

いくどもの延期、開発チームの変更などを経て、凡庸なアクションアドベンチャーとしてリリースされた本作は、「雰囲気はいいよ」などと評価する声もある。

だが、スカイリムやFallout4 のような奥深いキャラクターシステムは姿を消し、ストーリーも一本道、戦闘も単調といいとこなし。

 

もともとはTRPGのシステムが下地になったゲームで、奥行きはハンパない世界観になるはずだったタイトルを、どうしょもない凡庸のシステムに着地させてリリースしたParadoxには吸血鬼の血の雨が降ればいい。

買う気もないから返金もないが、手に入ったはずのゲーム体験を喪失したという思いは消えない。こういうケースは二度と繰り返してほしくないと思う。

 

いつまでも待つから。そこにあったはずの世界観を担保するゲームをリリースしてくれるならいつまでも待つよ。なんであんな形ばかりのゲームをリリースしたんだよ。そのせいで二度と手に入らないゲームが一つできてしまったじゃないか。