実質賃金は下がりっぱなし。
最低賃金や学卒初任給は上がっていくのに、現に働いている層には何の手立てもない。
政府は投資を勧めるが、そもそも投資の原資がない層はどこへ向かえと?
会社も賃上げはするが動きが鈍い。
どうすべきか。
額面の給料が上がらないなら、せめて働く負担を下げるしかないと思う。
ようするに程よく手抜きということだが、ただ全体的にアウトプットを下げるだけでは社内評価が下がる。
会社から放り出されたとき手がかりになるものが何も残らない。
ではどうするか。
そんな禁断のローコスト就業のススメが本エントリーの主旨。
まず大前提として
- 頑張り一辺倒
- サボりーまん一筋
いずれもダメ。
頑張りが見合わない雇用経済にあるのに、労働力全ブッパはバカらしい。
かといって全面的にやる気ゼロだと何も残らない。それこそ微々たる給料で次への生存のアテがなくなる。
そこで以下の3つの評価軸のいずれかで仕事を分類、手抜き/注力の判断材料にするとよい。
- 職能評価軸
- 属人評価軸
- 労務負荷評価軸
の3つだ。順に説明する。
>職能評価軸
転職を念頭に置くなら、この評価軸がオススメ。
あなたの職務上のスキルが、会社固有か業種・職種問わずのポータブルのいずれかで判断する。
もちろん、ポータブルの仕事スキルに優先的に配分するわけだ。
先日、転職に有用なスキルを磨くのにもっとも都合のいい時間のオススメ - きのけんぶろぐを書いたが、その実践。
「こんな会社、こっちから願い下げだ!」と内心思いながらも働くあなたにとっては、気分的にもずいぶん楽になるのではないだろうか。
現職から踏み出す手がかりを握りながら仕事するのであれば、バカな上司のバカな注文も流せるようになるかもしれない。(「わたしはあなたのようにコキ使われない」等)
もしくは転職など恐れ多いというのなら、会社固有の仕事を選んでもよい。
「誰でもできる仕事はしたくない」という職人気質のあなたには、こちらの働き方の方がいいのかもしれない。
ただしその場合、会社から放り出されたら何も残らないリスクがある。
>属人評価軸
何よりも職場の人間関係を優先する人にオススメ。
これはさらに2軸ある。
職位の異なる垂直関係と同列の水平関係だ。
上司からの評価、会社からの評価が気になる人は、垂直関係で仕事を眺めてみよう。
人事考課に直接響く業務から優先的に取り組むのがいい。
あるいはもっと属人的に直属の上司のゴマすりになるフィールドで仕事しよう。
同じ課内もしくは同期の間での人間関係が気になる人は、そちらを中心に取り組む。
助け合い、譲り合い、励まし合いだ。
>労務負荷評価軸
ある意味、もっともドライな評価。仕事がキツいか、キツくないか。
もちろんキツくない仕事で勤務時間を埋めるわけだ。
ただ、これが許される職場なら、そもそも本エントリーを読んでいないように思うがどうだろうか。
>まとめ
どういう軸で手抜きを考えるか、いくつかの評価軸を示した。参考になればと思う。
正直に言えば、わたしはこんな記事は書きたくない。本エントリーで書いてあることを労働者大多数が実行していけば、日本経済全体にとってはネガティブだろう。
新しい雇用経済のメインストリームが立ち上がるまでは、雇われる側の我々も、会社も、経営者も、みんなが苦しむことになる。
だが、もう限界だろう。
みんな真面目に頑張るを実践してきた結果、「がんばるのが当たり前」みたいな価値観になってしまった。
これはどこまでも微々たる賃上げを対価に酷使される構図だ。
がんばって賃上げを目指せない世界になってしまった現在、がんばらないで報酬を増やす方向にシフトするしかない。
給与振込額が増えなくてもスキル向上を目指す。
人間関係を重視する。
ひたすら労務負荷を下げる。
これらをあなたの基準で、あなたのベストの形で実践していく。
むやみと頑張り全ブッパするのではつらいじゃないか。何を得て、何を捨てるか、せめて自分で選ぼう。そうじゃないと奴隷気分からは一生脱出できない。
と思うがどうか。
本エントリーがあなたの働き方のヒントになればと願う。