衆院選の最初の週末が終わった。どうだろう。選挙に行く?
どうせ投票するならやった方がいいことを簡単な算数で証明するエントリー。
一言でいうなら、「名前を書いて箱に入れろ」だ。
それを説明しよう。
まず選挙のルール。
当落は有効投票数を数える。
要するに選挙候補者の名前を書いた投票以外、選挙当事者は無視する。
白票のような無効票は白紙委任状のようなもの。全候補者を支持するのに近い効果を持つ。
有権者が確認すべきはこの一点に尽きる。
これを言わない無責任な言動が巷にはあふれかえっている。
書く人がいなくても投票所に行きましょうとか。
白票で抗議しようとか。
気に入らないなら文句を書いて投票箱に入れようとか。
この手のことを書いている人は全員無視すべし。
選挙は有効投票数しかカウントしない。
これは厳然たる事実。
どうしてそうなるのか、簡単な算数で説明しよう。
あなたの選挙区は有権者数10名、候補者は4人だった。
あなたはたまたま気が乗らず投票所に行かなかった。
他の有権者もさまざまな事情があり、結果、有効投票数は5票だった。
そうすると当選は2票を獲得した陣営のものになる。
陣営が確実に投票してくれる人2名を確保していれば選挙は安泰。何もしなくても当選する。
仮に全員が記名投票したとしよう。
すると当選の最低ラインは4票に跳ね上がる。
2票を確保していただけでは当選確実とはならない。
そして実際は有力候補者、その対抗候補など情勢は変わるから当選に必要な票数はもっと増える。
これを簡単に図示すると以下の通り。
| 投票率 | 当選ライン | 選挙情勢 |
|---|---|---|
| 50% | 2票 | 少ない固定票で当選可能 |
| 100% | 4票 | 固定票だけで勝てない。候補者が右往左往する |
なるほど、投票しない人たちの声はしばしば聞く。
「投票したい人がいない」
「みんなイヤな人なんだもの」
気持ちはよくわかる。でも投票所に行かないことで、そのイヤな連中の当選ハードルを下げることになる。
これが分かっても投票しない?
かなしいかな、今の選挙は「理想的な候補に投票する」ものではない。
「より嫌じゃない、まだマシな候補を選んで投票する」ものだ。
投票しない人に何かいうつもりはない。今回のエントリーはそういう層に向かっていない。
あなたのようにいくらかは政治に関心があり、でも迷っている人に向けて送っている。
投票所に行くなら記名投票。これが正解。

選挙候補者の名前を書いて投票しよう。それで嫌なあいつの楽勝選挙をぶっ壊せる。
そう思ったら少し楽しくなってこない? よい選挙を。ではまた!